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ジョグナ・アガルタ

婚約者(♂)と別れ、元カノ(♀)と復縁しました。
間取りはどうする?
というわけで、ハニーと同棲するための部屋を探しているわけですが。
以前、白日夢のココさんにも相談にのって頂きまして

『2LDK』 or 『3DK』

に的を絞っていたわけですよ。
でもそうなると、ハニーの希望予算では厳しい。
あっても築数十年とかになっちまう。
さて、どうしたものか。

で、ハニーに相談しました。


私:「ねぇねぇ、新居なんだけどさ。間取りどのくらいがいいかな?」

ハ:「そうだな~。やっぱ2LDKくらいはいるよね」

私:「だよね。やっぱり個室は欲しいよね」

ハ:「個室? 別にいらないよ?」

私:「でも一人になりたい時あるでしょ?」

ハ:「ううん。一緒に住むんだからいつも一緒にいるさ~」

私:「私がパソコンしてる時は?」

ハ:「横で見てる」

私:「私が本読んでる時は?」

ハ:「横でマンガ読んでる」

にへら~と、しまりなく笑ってるマヌケ面が愛おしい。

私:「でも寝室はちゃんと欲しいよね」

ハ:「うん。寝ながらテレビ見るのが好きなんだ」

私:「じゃあ、食べる時はテレビ見れないね」

ハ:「え~!!」

私:「だって寝室にテレビ置くんでしょ?」

ハ:「食べながらテレビ見たい!」

私:「・・・・・・そうするとさ、1ルームで事足りちゃうよ?」

ハ:「じゃあ1ルームでいいんじゃない?」


結論:1ルーム


まぁね、友人にも言われたさ。

友:「部屋がいっぱいあるとね、掃除が面倒だよ~
   しかも使ってなくても汚れちゃうから、かなりストレスだよ~」

そうね、私もハニーも掃除嫌いだからね。
20㎡の1ルームになんの不満もなく3ヶ月暮らした私たちですから、
1ルームでも問題ないかもね。
でも、物置部屋は欲しいよな。
友達も来るかもだしな。

というわけで、

『1LDK』 (30㎡以上)

コレを最低ラインに部屋探しします!
絶対狭いと思うんだけどな・・・・・・
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カサナル (復活愛17)
夜も更けてきたというのに週末の国道は車が多い。
その流れの中を、私はハニーの車を慎重に走らせていた。
ハニーは助手席でたった今コンビニから買ってきたビールを煽っている。

私:「おいしい?」

ハ:「うん! 美女と飲む酒はうまいよ!」

私:「あはははは」

居酒屋ではビールを一杯しか飲まなかったハニー。
胃炎(ハニーには内緒)で茶碗蒸ししか食べなかった私に遠慮したらしい。
だからドライブしながらビールを飲むように私から勧めたのだ。

私:「どこか行きたい所ある?」

ハ:「う~ん、・・・・・・この前行った海沿いの道がいいな」

私:「了解です」

県道へとハンドルを切る。
途端に車の数が減り、運転しやすくなった。
酒が入ったせいか、ハニーも饒舌になっている。
再会して初めてハニーがタケルの事を聞いてきた。

ハ:「彼氏って何才?」

私:「1つ下だよ」

ハ:「どこで知り合ったの?」

私:「友達との飲み会で。行ったらいたの」

ハ:「ふーん・・・・・・つきあってどれくらい?」

私:「5年、かな」

ハ:「長いね・・・・・・」

私:「そうだねぇ」

ハニーとは半年で別れたもんね。

ハ:「夏にヒトミと旅行に行ったんだろ? ヒトミがさ・・・」

ハニーは急に話を切り替えた。
あまりタケルの事は考えたくなかったので、素直に聞き役に回った。
やがて車はあの海沿いの道に入った。
それに気づいたハニーがしゃべるのをやめた。

私:「ちょっと窓開けてもいい?」

ハ:「いいよ」

私は音楽を消すと、窓を少しだけ下げた。
タイヤがアスファルトに削られる音に紛れて、潮騒が聞こえてくる。
スピードを落とすと潮騒は大きくなった。
月光に照らされて黒い波が白く飛沫を上げながらうねる。
不意に、ずっと黙っていたハニーが口を開いた。



ハ:「手、つないでもいい?」



一瞬、心臓が大きく脈打った。

私:「いいよ」

私は笑顔でハニーの開いた右の掌に左手を重ねた。
酔っ払って人肌が恋しくなる人もいる。
友達に腕を絡ませてくる子がいるから、ハニーも同じタイプなのだろう。

ハニーは、私の指の間を割ると自分の指を絡ませ、強く、握り締めた。

思わずハニーを見る。
ハニーは窓に頬杖をついてずっと海を見ていた。

私:「手、熱いね。けっこう酔っぱらっちゃった?」

車内を侵す奇妙な空気に抗うように、私は努めて明るくたずねた。

ハ:「全然。これくらいで酔わないよ」

ハニーが微かに笑った気配がした。
それきり無言のまま、車は海沿いを進んでゆく。
間もなく車は住宅街に差し掛かった。
信号が赤に変わり、ゆっくりとブレーキをかける。
車のアイドリングの音がやけに大きく響いた。
身じろぎするようにハニーが手をほどいた。

窓を閉めようとした私の腰を、ハニーの両腕が強引に引き寄せる。

驚き振り向いた目の前に、ハニーの顔が迫っていた。
生まれ変わった朝 (復活愛16)
翌日、朝の通勤電車の中からハニーにメールを送った。

『昨日はありがとう。すごく楽しかったです。
 また暇な時にドライブ誘ってくれると嬉しいな。ではでは、お仕事頑張ってください』


昨日のドライブを思い返す。
時が経って、ハニーは柔和になっていた。
昔はかっこつけるというか、どこか虚勢を張っている風でもあったが、
肩の力が抜けて親しみやすくなっていた。
人間、歳を取ると丸くなるっていうのは本当らしい。

私の想いはというと、
ハニーに謝られた事でわだかまりはすっかり無くなっていた。
まさか謝られるとは思わなかったから。
多少なりとも気にしてくれていたのなら嬉しい。
後悔しているなら、もっと嬉しい(笑)
ようやく、長年に渡る想いを思い出に変えることができた。
すごくすっきりした、生まれ変わったような気分だった。

同時に悩みも膨らんだ。
ハニーとのわだかまりが溶けたことで、タケルへの想いがくっきりと見えだした。
一緒にいると楽。
絶対に裏切らないという安心感。
離れると寂しい。
けれど、もうキスすら苦痛になっている。
タケルへの気持ちは愛情なのか、情なのか、惰性なのか。
キスが苦痛になった時点で『もうダメだろう』と気づいていた。
でも、結婚してこのマリッジ・ブルーが終わったら元に戻るかもしれない。
結婚して家庭を作るならタケルとしか考えられない。
でも、このまま頼りないタケルと結婚していいのだろうか・・・・・・


車窓から流れてゆく景色を見ていると携帯が震えた。
見ると早速ハニーからの返信だった。
途端に気持ちが軽くなる。

ハ:『こちらこそ遅くまでありがとう。まだ帰したくなかったけどね・・・
   明日は暇? 良かったら飲みに行きませんか?』

明日ですか!?
えらい気が早いな、おい(笑)

笑いを噛み殺しつつ、返事を打つ。

私:「私もまだ帰りたくなかったけどね。
   明日オッケーですよ。ヒトミも一緒?」

ハ:『ヒトミも誘った方がいい?』

確かに、ヒトミがいてはハニーは気まずいかもしれない。
私も散々気にしたからハニーの気持ちは解る。
まぁ、ヒトミの事だから過去のことはすっかり忘れてる気もしないが。

私:「では、サシでゆっくり飲みますか。どこで待ち合わせにする?」

ハ:『昨日と同じ場所に迎えに行くよ』

私:「ありがとう。ではまた明日」

こうして私の予想は大幅に外れ、早々にハニーと再び会うことになった。
ハニーと新居と母親と
お盆ウィークでしたね。
世の中イベント盛りだくさんでしたね。
えぇ、うちも盛りだくさんでした。

ハニーが我が家へ泊まりに来て、

my母と3人で焼肉食べに行って、

朝から熊本行って、

蕎麦食べて、

温泉入って、

帰ってきたと思ったら花火大会行って、

次の日は物件巡りして、

家具屋なんかひやかしてみたりして、

ネカフェで東京調べて、

結婚について話してみたりして、、、


あー、疲れた。

復活愛シリーズ書き溜めるつもりが一行も進んでねぇわよ。

書き溜めるどころかPC立ち上げる余裕すら無かったわよ。


グチっても仕方ない。

さて、物件物件。
「後悔、しましたか?」 (復活愛15)
車は住宅街を抜け、田舎道に入った。

もう会うことは無いかもしれない。
会ってもこんな風に話せないかもしれない。

もう、後悔は残したくない。

私は思い切って聞きたいことを全て聞くことにした。


私:「こんな風にハニーとまた会えるなんて思わなかったよ」

ハ:「こっちもだよ」

私:「たまには思い出してくれたりした?」

ハ:「そりゃあるさ」

私:「そうなんだ?」

ハ:「いっつもではないよ? 彼女がいない時とか、気持ちが冷めた時とか。
   元カノが浮気してた事が分かった時、別れた後で気持ちも冷めてたんだけどすごく辛くてさ。
   ネロに悪い事したなってすごい思った。ごめんなさい」

私:「もういいよ」

私は笑って流した。

ハ:「それ以来浮気はしてないです」

私:「そうか、・・・・・・私の時に気づいて欲しかったな」

これからハニーと付き合う人は浮気される心配も無く、ハニーの愛情を受けられるのか。
そう思うと未来の恋人に嫉妬した。
どうして私では無かったのかと、複雑な気持ちになった。

ハ:「うん・・・・・・本当にごめん」

私:「いや、別に責めるつもりは無いんだよ。もう過去のことだし」

ハ:「うん」

私:「じゃあ、懐かしいなー、会いたいなーとか思わなかった?」

ハ:「思ったよ」

私:「思ったの!?」

ハ:「思ったよ! でもひどい事したのにこっちから会いたいとか言えないよ。
   ヒトミにも頼めないし。「何バカ言ってんの?」とか軽蔑されそうだし」

私:「あー、言いそう(笑) じゃあ私に会いたいよりヒトミが怖い方が勝ったんだぁ」

ハ:「それに絶対ネロに嫌われてると思ったから。あんなひどい事したから当然だし
   だから本当に会えるとは思いませんでした。ありがとうございます」

私:「いえいえこちらこそ。断ってばかりですみません」

ハ:「本当だよ! やっぱり嫌われてるのかと思った。今回断られたら諦めてたもん」

私:「ごめんね。ほら、私ってモテモテだからさ~」

ハ:「そうだね。綺麗だもんね」

私:「いや、ここ突っ込むところですが?」

ハ:「本当に綺麗になったよ。前から可愛かったけど、大人っぽくなったって言うか綺麗になった」

私:「あ、ありがとうございます」

思わず姿勢を正して礼してしまう。
私はニヤリと笑うと言った。

私:「じゃあ、ちょっとフったこと後悔した? もったいないことしたな~って」

ハ:「うん、すごい後悔してる」

ん?

ハ:「もったいない事したっていうより、バカだったなって」

私:「ざまぁみれ」

笑顔で言う私に、ハニーは苦笑を浮かべた。
ようやく聞けたセリフに心が軽くなるのを感じた。
そのままお互いの近況を話しつつドライブをしていたが、いい加減時間が気になってきた。

私:「ごめん。そろそろ帰らないと」

ハ:「あ、明日仕事なのに遅くまでごめんね」

私:「それはお互いさまでしょ? 帰り気をつけてね」

ハ:「うん。ありがとう。またメールしていい?」

私:「もちろん! じゃあね、おやすみなさい」

ハ:「うん、おやすみ」

私はハニーの車が交差点を曲がって見えなくなるまで見送っていた。
この日の夜は空気が澄み切っていて夜空は明るく、
真冬だというのに私を取り巻く空気は暖かかった。
最後の人に
どういう流れだったかは憶えていない。
ホテルの宿泊開始時間になるのを車の中で待っている時だった。
ハニーが呟くように言った。

ハ:「誰ともつきあって欲しくなかった」

いや、フッたのはあなたです。

思わず心の中で突っ込みを入れる。
でもハニーの気持ちもなんとなく解るので口にはしない。

私:「でも、10年も一人で待ってるのって怖くない?」

ハ:「怖くない!」

そーかなぁ~?

私:「ハニーだって恋人いたでしょ? 私だって私だけが良かったよ」

ハ:「こっちはいいんだよ」

私:「どうして?」

ハ:「だって経験積んだ方がネロに色々してやれるだろう?」

私:「・・・・・・それは、私だって同じじゃない?」

ハ:「ネロは何も知らなくていい!」

それってさ、一昔前のさ、

『男は遊んだ方が良い。でも女は処女じゃなくっちゃな』

的思考と同じじゃね?

ハ:「ネロは、自分しか知らないで欲しかった」

釈然とはしないものの、ハニーの気持ちもいじらしい。
私はハニーを抱きしめた。

私:「そうだね・・・・・・」

しばらくじっと抱かれていたハニーが急に顔を上げた。

ハ:「でもこれで自分がネロの『最初で最後』になるんだよね」

満面の笑みで。

瞳をキラッキラ輝かせて。

私は微笑み返した。

私:「そうだね」

そうなりますように。
あの場所へ (復活愛14)
ハニーの横顔が徐々に無表情になっていく。
わずかに寄せられた眉間の皺が私を不安にさせる。

私:「煙草、吸いたい?」

私はハニーの顔を覗き込んだ。
運転中のハニーは一瞬横目で私の顔を見ると口角を上げた。

ハ:「全然余裕」

私:「そっか。一本くらい吸わせてあげようかと思ったけど大丈夫だね」

ハニーが慌てて喰いついてくる。

ハ:「吸いたいです!」

私:「あれ? 今余裕って」

ハ:「すごく吸いたいです! 今すぐ吸いたいです!」

私:「そんなに?」

ハ:「そんなに!」

私:「どうしても?」

ハ:「どうしても!」

私は満面の笑みで言った。

私:「だめー」

ハ:「ちょーーーーっ!!」(訳:ちょっと待てや、コラ)

こんな無意味なやり取りができるくらいに、いつの間にか打ち解けていた。
音信不通だったのが嘘のように、長年の友人のように居心地のいい空気が嬉しい。

私:「あ、その信号右ね。あとは道なりです」

やがて細い山道を抜け、見通しの良い海岸沿いへ出る。

ハ:「あれ? ここって・・・・・・」

私:「憶えてた?」

ハ:「憶えてるさ」

ハニーは苦笑した後、感慨深そうに目を細めた。
この場所は、昔ハニーと愛を育み、そして別れた場所。
ここに来るまでの会話で分かったことだが、
ハニーが昔の事をほとんど忘れていたから少し意外だった。

ハ:「何度か来ようと思ったけど道が分からなくてさ」

私:「じゃあ、かなり久しぶり?」

ハ:「うん」

良かった。
他の人との思い出の場所になってなくて。
あの頃はお金も時間も無くて、暗くて人通りの少ないこの場所でよく抱き合っていた。
その場所が汚されてなくて良かった。
ハニーはスピードを緩めてゆっくりと進んでいく。

私:「聞いてくれれば良かったのに(笑)」

ハ:「だって、嫌われてると思ってたから」

私:「私の方が嫌われてると思ってたよ」

ハ:「なんで? ひどい事したのこっちだよ」

ハニーと別れた理由。
それはハニーの浮気だった。
元々浮気癖のあるハニーは浮気相手に本気になった。
そして私は捨てられた。
(捨てられたという表現は嫌いだが、そうとしか書きようの無い状況で。
 説明すると長くなるので、この話はまた別の機会に)

私:「別れ話の後もメールとかしつこくしちゃったし・・・・・・」

ハ:「そうだっけ? 憶えてない」

私:「本当に何も憶えてないんだね(笑)。
   でもね、ずっと謝りたかったの。あの時はごめんなさい」

ハ:「いや、だから全面的にこっちが悪いから!本当にごめん」

私:「そうさせたのは私だよ。浮気したのは無理させたし、私に魅力が無かったってことでしょう?」

ハ:「そんなことない! すごく魅力的です! こっちに見る目が無かったんだよ」

私:「ありがとうございます(笑)」

ハ:「・・・・・・もうさ、昔の話終わりにしよう? ほとんど憶えてないし」

私:「・・・・・・はい」

ハ:「でも、最後に謝っとく。本当にすみませんでした。また会えて嬉しいです」

私:「いえいえ、こちらこそ」

終わりと言いつつ自分だけ謝るなんてずるいと思った。
でも、それだけ気にしてくれていたのかもしれない。
車は住宅街に入った。

ハ:「もうちょっとドライブしようか?」

時計は23時を超えている。
我が家の門限は深夜0時。
私はハニーに振り向いて言った。

私:「うん」

この日私は久しぶりに門限を破った。
タチとしての不安
「元彼はエッチ上手かったんだろ?」

ハニーはほぼ会う度に遠まわしにこれを言った。
事の発端は「ハニーは運転上手いね。運転上手い人はエッチも上手なんだってよ」
って雑談から始まった。
何か別の話をしている時に「元彼は運転がすごく上手かった」と話したら、
それ以来何かの拍子にコレを言うようになった。

聞くたびに嫌な気分になった。
その事はハニーにも伝えた。
でも言う。
だから聞き流すようにした。(それでも「否定しないんだ!」って突っ込んでくる)
だがしかし、
エッチの後のまったり中に言われて、さすがに頭に来た。
どれだけ嫌か、やり返してやる!

「元カノとはエッチの相性どうだったの?」
「感度良かった?」

ハ:「いやに詳しく聞くね(苦笑)」

バカ正直に答えるハニーにダメージを受けたのは私の方だった。
聞かなければ良かった・・・・・・
突っ伏したままぴくりとも動かない私に、ハニーが恐る恐る声をかけてきた。

ハ:「どうした? 元彼のこと言ったから怒った?」

私:「・・・・・・・・・・・・いや。自分で自分の傷をえぐった気分」

ハ:「でも相性はネロが一番だぞ?」

私:「昔の私の事はほとんど忘れてるのに元カノ達のことはよく憶えてるんだね」

ハ:「エッチのことはね。他はあんまり憶えてないよ。ネロとのエッチも憶えてるよ」

どんな思考回路ですか orz
ハニーに回りくどいことは無駄だと悟った。
私は起き上がるとハニーの目を見て言った。

私:「・・・・・・一緒にいる時、私が元彼のこと思い出しても平気?」

ハ:「イヤだけど・・・・・・」

ハニーは小さく息を吸うと、一息に言った。



ハ:「でも気にはなるよ。
   だって性別違うからやり方も違うし。
   うまいって聞いたらどうだったのかなとか思うしおかしくないか気になるし」



愕然とした。
やり方は性別によって違うんじゃなくて、人によって違うんだよ。
でもそんな一般論ではハニーが納得しない事も分かってた。

私:「・・・・・・元彼がどうだったか、聞きたい?」

ハ:「・・・・・・いや、いいよ」

私:「気になるなら言うよ?」

ハ:「いや、言わなくいい」

私はハニーの首にそっと腕を回して抱き寄せた。
ハニーの腕が、いつになく遠慮がちに優しく抱き返してきた。



※以下、性的体験談たれ流しになります。苦手な方は回れ右~

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