FC2ブログ

ジョグナ・アガルタ

婚約者(♂)と別れ、元カノ(♀)と復縁しました。
お酒の力 (その2)
ハニーが昔カノに新しく変えたメアドを知らせてから、
それに対する不満を2度伝えた。
これで3度目。
これで最後にするつもりだった。
何度も同じことを言われるのは嫌だろうし、
何度同じことを言っても変わる気が無ければ変わらないだろうし。

ハニーは節目がちに話だした。

ハニー:「辛い時に支えてくれた大切な人なんだ。
     すごく性格のいい子でね、じっと黙って傍にいてくれた。
     後から「あの時はどうしたの?」って聞いてくるんだけどね。
     だから、昔カノが辛い時は支えてあげたい」

大切な人・・・・・・

胸が苦しい。
私が支えてあげたかった。
でも今更過去をどうこう言ったって仕方のないこと。

ハニー:「だからこっちから縁を切ることは無い」

目を反らしたまま、きっぱりと言い放つ。

ハニー:「まあ、結婚して子供もいるし、こっちに頼ってくることは無いだろうけどね」

ハニーは自嘲地味に笑った。

私:「大切な人・・・・・・」

こんなにも、昔カノの存在は大きい。
以前ハニーは言ってくれた。

『ネロの存在はとっくに昔カノを越えてるよ』

でも、そんなにも、大切な存在なんだね。

私:「私は・・・・・・昔カノを越えられないんだね」

笑うしかなかった。
私ってなんなんだろう。
いつまでこんな不安と劣等感を抱えていないといけないんだろう。
私の様子にハニーが慌てた。

ハニー:「でも今は全然恋愛対象じゃないよ!
     大切っていってもネロとは比べる次元が違うくて。
     なんて言ったらいいのかな、友達と恋人は、こう、くくりが違うだろ?」

私:「分かるよ、私がマキ(共通の友人)が失恋した時に支えてあげるのと一緒って言いたいんでしょ?」

ハニー:「そうそう、そんな感じ」

ハニーが安堵の表情を浮かべた。

ハニー:「マキが友達としたら、昔カノはその上みたいな」

酔っているせいか余計な一言が多いぞ!
私は無視して梅酒をあおった。

ハニー:「でも、今辛くなったらネロに頼るよ」

私:「え? 私?」

ハニー:「うん。嫌?」

私:「ううん、嬉しいけど、びっくりした」

ハニー:「なんで」

私:「そんなに信頼してる昔カノに相談するのかなって」

ハニー:「今弱いところ見せられるのはネロだから」

私:「・・・・・・ありがとう」

ハニー:「いえいえ、こちらこそ」

お互いテーブルを挟んで頭を下げあった。
変な光景。
でも心はだいぶ軽い。
ちゃんと話ができて良かった。
『別れ話の原因になるかも』と怯えつつ、切り出して良かった。

嫌われることを恐れて黙っていても、前には進めない。
好きだから、
傍にいたいから、
理解したいから、
私はこれからもぶつかっていく。

ハニーを好きになって良かった。
Comment
≪この記事へのコメント≫
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.